バイナリーオプションと税金


一般的に、株取引やFXなどの投資取引であっても、それにより利益が出た場合には税金が発生します。
自営業などをされている方にとっては明瞭とは思いますが、確定申告をして税金を納めることになります。源泉徴収制になっている業種ではあまり馴染みのないことかもしれません。しかし、こうした収益も課税の対象になっています。
バイナリーオプションについても同じことが言えます。
ほかの投資取引と同じように収益があった場合には、税金を納めることになるのですが、2012年の税制改革により、それ以前は雑所得として合計してそこから課税額を求めていた納税方法から、いろいろな変更がありました。
まずバイナリーオプションでの利益は、一般的な給与や個人事業主の事業所得のような総合課税ではなく、不動産や株売却による所得と同じ申告分離課税のカテゴリーに入ります。
これにより、累進課税制ではなくなり、利益を出せば出すほど税金が高くなるという事はなくなりました。
申告分離課税になったことにより、税率は一律で20%になりましたので、今では利益をたくさん上げても安心になったのです。
また、バイナリーオプションを利用している人間には大変にメリットのある制度、3年間繰越控除もこの時に導入をされました。
これは、以前にはなかった制度で、一言でいえば、3年間の過去歴を考慮して課税をしていくという制度になります。

例えば、バイナリーオプションをはじめて1年目の収益が決まり、確定申告をしたとしましょう。
1年目の収益は、まだはじめたばかりという事で、30万円の赤字を出してしまいました。赤字ですが、これを確定申告しておきます。この時にはもちろん赤字ですので、税金は発生しません。
2年目になり、バイナリーオプションにも慣れ始め、今年は10万円の利益を出すことができました。利益が出たのでもちろん確定申告をします。
今までですと、この10万円の利益に対して課税され、税金を納めることになっていたのですが、3年間繰越控除が効いているために、1年目の赤字が考慮され、2年目の利益10万円に対しての課税は控除されました。
3年目になり、いよいよバイナリーオプションのコツを掴み始めたのか、今年は20万円もの利益を出すことができました。
利益が出たのでこれも確定申告をします。3年目の利益である20万円に対して課税され、税金を納めることになりますが、繰越控除の有効期間は3年になりますので、1年目の30万円の赤字、2年目の10万円の黒字が考慮されて、3年目の利益20万円に対しての課税も控除されました。
このように、3年間繰越控除の導入により、過去3年間の収益を繰り越し、控除の対象として考慮されるようになりました。
とくに、まだ経験の少ない初心者にとっては、納税の心配をせずに、しっかりと研鑚を積むことができますし、ある程度のところまで投資取引が順調に軌道に乗ったとしても、突然に大きな課税を掛けられることが無くなったのです。
この制度の導入により、バイナリーオプションはますます魅力的になったと言えるではないでしょうか。